• "渡具知"(/)
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  1. 名護市議会 2021-09-02
    09月08日-04号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和3年第204回名護市定例会              第204回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和3年9月2日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和3年9月8日 水曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和3年9月8日 水曜日 午後3時18分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       4番 吉居 俊平  5番 川野 純治 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長       比 嘉 一 文    企画部長        棚 橋 邦 晃 地域経済部長     平 得  薫     市民部長        仲 本  太  福祉部長       荻 堂 盛 邦    こども家庭部長     比 嘉 ひとみ 農林水産部長     玉 城  勝     建設部長        當 山  賢  環境水道部長     佐久川 博 光    消防長         安 里  順  文化スポーツ振興課長 大 城  智     選挙管理委員会事務局長 佐久川  純               教育長  岸 本 敏 孝 教育次長       岸 本 尚 志    学校教育課長      比 嘉  悟 議会事務局出席者 事務局長       屋 部 憲 克    次長兼庶務係長     大 城 秀 樹 議事係長       宮 城  建     庶務係主査       金 城  浩  議事係        島 袋 ちえり    庶務係         久 高 志 津 議事係        岸 本 健 伸    議事係         上 地  健  会計年度任用職員   玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。まず初めに、諸般の報告を行います。9月3日受付で全国市議会議長会会長から、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書の提出について、依頼の文書がありました。9月7日受付で沖縄県社会福祉施策予算対策協議会会長から、令和4年度福祉施策及び予算の充実についての要請の文書がありました。以上で諸般の報告を終わります。 日程により一般質問を行います。岸本洋平議員、一般質問を許します。 ◆岸本洋平議員 皆さん、おはようございます。本日、トップバッターを務めさせていただきます、議席番号23番、岸本洋平でございます。会派にぬふぁぶし名護でございます。ただいま議長の許可がありましたので、これより一般質問を始めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。質問に入る前に、所感を述べさせていただきたいと思います。昨今の米軍における訓練中の事故、またPFASを含む汚染水の排出について、一言述べさせていただきたいと思います。本当に到底納得できるものではないと感じております。まず、8月12日に発生したオスプレイの部品落下事故であります。これについては情報の公表も遅れ、また部品をどこに落下したのかも把握できていないという状況でございます。また、有機フッ素化合物、PFASを含む汚染水を8月26日に強行放出したというニュースは、皆さんもご存じのことだと思います。ドラム缶約300本以上ということで、市民生活、県民生活、環境の汚染、破壊、健康被害を考えると本当に大きな問題だと思っております。このような問題を看過していいわけもなく、そして私たち議会、行政がこの問題にしっかりと向き合っていく必要があると思っております。今こそ、こうした問題に行政、議会はもちろんのこと、やはり政治がしっかりと政治の場から発言をしていく。県民の命、市民の安心安全な生活を守っていく。その政治が必要だと感じているところでございます。私もしっかりとこれからも発言し、行動し、向き合ってまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。それでは通告に従いまして、質問をしてまいります。質問の事項1 市民の安全な生活を守るために基地問題へ対応すべきだと考える。質問の要旨(1)渡具知市長は前回の市長選時には「在沖海兵隊の県外・国外移転」の立場であったと思いますが、現在はいかがですか。質問の要旨(2)沖縄県軍用地転用促進基地問題協議会としての立場以外で、県外・国外への移転要求をいたしましたか。質問の要旨(3)辺野古沿岸部で工事が行われている普天間飛行場代替施設、いわゆる辺野古新基地は海兵隊の基地ですが、どのような対応を取りますか。質問の要旨(4)生活環境に多大な影響を及ぼす巨大な辺野古新基地建設に対して、市民生活への安全対策や自然環境の保全について、名護市からの意見が全く見えません。市長の見解を伺います。質問の事項2 市長の実績等が記載されたビラについて。質問の要旨(1)「くらしを豊かにする市民の会」という会から発行されたビラには、渡具知市長の4年間の実績等が掲載されておりますが、この団体と内容について渡具知市長はご存じでしょうか。質問の事項3 ごみの5分別の実施見込みと新ごみ処理施設について。質問の要旨(1)渡具知市長の公約であったごみの5分別の実施見込みについて伺います。質問の要旨(2)新ごみ処理施設の整備状況について伺います。資料のご提出、ありがとうございました。質問の要旨(3)排熱利用計画について伺います。質問の事項4 名護市の市債と基金の推移について。質問の要旨(1)名護市の市債の推移について伺います。過去5年間についてご説明ください。資料のご提出、ありがとうございました。質問の要旨(2)名護市の基金積立額の推移について伺います。過去5年間についてご説明ください。こちらも資料のご提出をいただきました。ありがとうございました。質問の事項5 保育士支援について。質問の要旨(1)現在待機児童の解消が進まない要因として保育士不足があります。名護市独自の保育士手当等を支給し、保育士の処遇改善等を行い、子育て政策を前へ進めてはいかがでしょうか。以上、一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 まず、質問の事項1、要旨(1)についてお答えいたします。沖縄県の過重な米軍基地の負担軽減は、多くの県民がひとしく願うところであると認識をしております。在沖海兵隊につきましては、県外、国外に移転することが望ましいと考えており、現在も変わりはございません。次に、要旨の(2)についてお答えいたします。沖縄県軍用地転用促進基地問題協議会以外の立場で在沖海兵隊の県外、国外への移転を要請したことはございません。次に、要旨の(3)についてお答えいたします。在沖海兵隊につきましては、米軍再編で示されたグアム移転を含む国外移転が確実に実施されることが必要だと考えておりますが、海兵隊の国外、県外移転は、必ずしも全ての海兵隊の即時撤去と同義ではないと考えております。次に、要旨(4)についてお答えいたします。普天間飛行場代替施設建設事業は、知事の承認を得て行われている工事であると認識しており、その上で、この工事に対して法律で求められている以外は、意見を申し上げる立場にないと考えております。次に、質問の事項2、要旨(1)についてでございます。「くらしを豊かにする市民の会」の存在については、存じ上げております。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 おはようございます。私のほうからは事項3、要旨(1)、(2)、(3)についてお答えいたします。まず、要旨(1)についてお答えいたします。ごみの分別方法につきまして、現在名護市では16分別でごみの分別を行っていますが、平成30年度から令和元年度にかけて実施しましたごみ処理システム再構築調査・循環利用推進計画策定業務などで、那覇市などの分別を参考に5種10分別になるよう検討しております。また、実施時期につきましては、現在整備を進めている新設廃棄物処理施設の稼働時に合わせて行いたいと考えております。次に、要旨(2)についてお答えいたします。新設廃棄物処理施設整備事業につきましては、新たな廃棄物処理施設整備に向けて、平成21年度に建設適地選定調査、平成22年度にシステム選定基礎調査、平成23年度に環境審議会における処理システム選定、平成24年度から平成25年度に一般廃棄物処理施設整備基本計画の策定並びに建設候補地選定などの作業を行い、ごみ処理方式を決定しております。特に建設候補地の選定につきましては、複数の候補地への説明会や視察研修を重ね、平成27年5月に建設候補地を安和区に選定しております。それ以降、安和区に対しては引き続き説明会を重ね、平成28年4月に建設同意をいただき、平成30年1月に基本合意書を締結しております。安和区の建設同意を得た後、平成28年度から基本設計業務環境影響評価業務等を段階的に実施してきております。環境影響評価業務については、沖縄県環境影響評価条例に基づき行われる事業で、4段階の手続を約5年かけて実施しております。令和元年度には、環境影響評価業務の現地調査、ごみ処理システム再構築調査・循環利用推進計画策定業務を行い、令和2年度は造成工事実施設計発注支援業務用地鑑定業務及び環境影響評価業務の3段階目となる準備書作成を行いました。今年度は準備書の縦覧を5月に終え、10月頃に出る知事意見を踏まえ、4段階目の評価書の作成を進めていく予定となっております。その後、環境影響評価業務完了後、造成工事及び本体工事の実施設計並びに建設工事に着手し、令和5年度の完成を目標に整備計画を進めているところでございます。資料としまして、施設の配置イメージ図及び工程表を提出しておりますので、お目通しをお願いいたします。最後に、要旨(3)についてお答えいたします。平成29年度に実施した基本設計の中で、新設廃棄物処理施設から発生する余熱利用について、場内の給湯や暖房等での利用が検討されています。これらの検討を踏まえ、発注仕様書では各プラントメーカーより余熱利用の方法について提案をしてもらう項目を設けており、今年度実施する総合評価一般競争入札の中で、具体的な利用法を決定していく予定であります。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは質問の事項4、質問の要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず、質問の要旨(1)についてお答えします。本市の市債の過去5年間の推移について資料を提出しておりますので、資料についての説明をいたします。市債の借入額及び残高について、平成28年度から令和2年度までの状況でございます。左から市債の区分ごとに各年度の借入額、一番下は各年度の年度末の市債残高となっております。市債残高を見ますと、平成29年度から令和元年度までは市債残高が増加しております。これは食鳥処理施設、市営球場などの建設が増加の主な要因となっております。令和2年度は、市債借入額が元金返済額より少なかったため、市債残高は令和元年度より減少しております。令和2年度末の市債残高は291億5,254万5,000円で、そのうち臨時財政対策債の残高は98億3,176万8,000円となっております。続きまして、質問の要旨(2)についてお答えします。本市の基金積立額などの過去5年間の推移について、資料を提出しております。基金の年度ごとの積立額、取崩額、年度末現在高について、平成28年度から令和3年度の8月までの状況でございます。左から基金ごとに各年度の状況、一番下は基金全体の合計額となっております。各年度の年度末現在高を見ますと、平成30年度から令和2年度までは、前年度と比べ増加しております。これは平成30年度から再編交付金基金の積立てを再開したことが主な要因で、ほかに平成30年度の調整交付金基金の創設、令和元年度の森林環境譲与税基金の創設がございます。令和3年8月末の基金現在高合計は、77億1,520万9,000円となっております。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 事項5、要旨(1)についてお答えします。名護市では国の処遇改善等加算により、毎月給付費として保育士等の処遇改善費用を保育施設に対して支払うことにより、保育士等の処遇の改善を図っているところです。処遇改善については、処遇改善等加算Ⅰ、処遇改善等加算Ⅱがあり、施設、事業所からの申請に基づき、沖縄県知事が加算認定を行います。処遇改善等加算Ⅰにつきましては、各保育所等に対して公定価格、給付費に含めて支給され、支給対象者は非常勤を含む全ての職員となっています。また、処遇改善等加算Ⅱにつきましては、一定程度の経験年数及び専門分野、職務分野別の研修を受講している職員で、副主任や当該分野の専門リーダーの辞令の発令等がなされている職員が対象となります。毎月の手当として職員へ支給される処遇改善等加算Ⅱに比べ、処遇改善等加算Ⅰについては施設、事業所によって柔軟に賃金改善を行ってよいこととされており、職員への支給方法は基本給、手当及び賞与または一時金等様々な給与項目で行われ、配分額についても経験年数や職務難易度等により配分額を算定したり、均等配分した額を支給したりする等、施設、事業所によって様々な方法で賃金改善が行われているのが実情です。本市としましては、そういった実情も踏まえながら、当該加算の制度の趣旨に鑑み、加算翌年度に実施する賃金改善の実績額調べにおいて賃金の改善状況を確認し、要件を満たす賃金改善が確認できない場合等は、保育施設、事業所へ必要に応じて書面による理由の提示要求や、直接の面談により職員の賃金改善の充実を図るよう指導を行っております。議員ご提案の名護市独自の保育士手当等についてですが、ただいま申し上げたとおり、現在保育士の処遇改善に取り組んでいることもあり、まずはその実績及び改善内容の検証が大事になってくるものと考えております。また、保育士の処遇改善に係る事業として、宿舎借り上げ支援事業正規雇用化促進事業、名護市保育士等緊急確保事業も実施しており、給与面以外での処遇に資する取組も行っておりますので、今後独自の手当等の支給につきましては、ただいま述べた各事業、その他取組とのバランスも考慮しながら、財源の問題も含め検討すべき課題であると認識しております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 二次質問は、質問の事項2から行いたいと思います。それで議論を深めるために、この資料を当局のほうに提出したいのですけれども、よろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 どうぞ。 ◆岸本洋平議員 それでは、質問の事項2のほうから二次質問をさせていただきますが、先ほどのご答弁では、団体については存じていないというふうに、少し聞き取れなかったのですが、それでよろしかったでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど答弁したのは、存じ上げておりますと答弁をいたしました。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 確認してよかったです。存じていないというふうに聞こえたものですから。そうすると、くらしを豊かにする市民の会、存じているということですが、どのような団体なのか。政治活動の団体なのかお伺いしたいと思います。それから、市民の皆さんにもお手元へ届いていらっしゃるかと思うんです。何か宣伝しているような感じもしないでもないんですけれども。このビラについて、くらしを豊かにする市民の会というところから発行されているのですが、こちらについて、住所や電話番号等が一切記載されていないわけですね。こちらは政治団体なのか、登録されているのか、その辺りについて伺います。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
    渡具知武豊市長 くらしを豊かにする市民の会につきましては、県の選管に届け出ている政治団体と伺っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そうしますと、ご住所もご存じでいらっしゃいますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今はちょっと詳細は分かりません。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 質問も事前に通告させていただいているので。県に登録されているということですが、こちらは何年に登録されて、今も登録されている状況なのか伺います。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 失礼しました。先ほど県に届出されている団体ということで、住所の記載もそれにございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 県に届出されているということでございますが、そうしますと、このビラにつきましては、こちらはどのような取扱い、例えば活動報告なのか。後援会としての新聞なのか。どのような取扱いになっているのか。それから、実績等がしっかりと書いてあって、それからまたごみ分別、焼却処理施設コンベンション推進施設などの推進等も書いてあるわけですね。まさに内容としては、これは市長の政治、これからの選挙を見据えたものではないかと思われるのですが、このビラはどういう取扱いになっているのですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど、これは県に届けられた団体と申し上げました。今の質問につきましては、そのくらしを豊かにする市民の会の方々に聞かれたほうがいいかというふうに思っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そうした団体の方に聞こうにも、住所も電話番号もないのです。聞きようがなくて、こういう住所や電話番号を記載しないということは、それでよろしいのでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ただいまの質問につきましては、私が答える立場にもございません。そういった質問があるのであれば、県か選挙管理委員会ですか、事前に通知していただければ、そこで確認ができたのかなというふうに思っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 住所や電話番号を記載しないことについての認識です。これは記載しなくても、掲載しなくてもいいという認識ですかということを伺っているわけですが、それについて今、選管というお話もありましたが、選管の認識はいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 選挙運動用のビラにつきましては、細かい規定はありますけれども、それ以外については公選法でも特に細かい規定はないと認識しております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 選挙期間ではないのですけれども、確かに告示はされていないのですが、1月23日と決まって、もう期間が6か月以内になっているわけですね。そういう中で、こうした選挙を見据えた活動というのは、しっかりと選挙管理委員会の皆さん、これについてはチェックをしていただきたいと思っているのですけれども、そうすると、住所や電話番号の記載は特に必要がないというご答弁だったと思うのですが、例えばこの内容について、今後の選挙を見据えた内容が見受けられるのですけれども、これについてはどのようにお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 まず、今のそのビラについて、私、内容は把握していませんので、今その内容について細かく述べることはできませんけれども、まず選挙運動に関するものかどうかについては、最終的には警察のほうで判断して、違法性があると捜査、検挙する話になっていきますので、選管といたしましては中身を把握して、少しグレーゾーンの場合、そのときには指導助言を行っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ちょっと選管のほうでグレーゾーンというようなことになると……。非常に、そこははっきりしなければいけないんじゃないかなと。指導すべきはしっかり指導していただきたいなと思うわけです。前回、約4年前になりますけれども、本当にいろんなビラが市内に出回っていたと思います。選挙期間に入っても、告示後もいろんなビラが出回って、とうとう最後には新聞広告と全く同じような内容が最終日に出回っていたということを私は記憶しているのですけれども、選管のほうで今、内容を確認されていないということで、確かに今は渡具知市長のほうにしか渡していませんから。確認していただいて、また見解を伺いたいと思っております。それで、この内容ですが、渡具知市長は、掲載した内容については団体に聞いてくださいということですけれども、例えばスポーツコンベンション施設の上空からのイメージ図があったり、ごみ分別の処理施設のイメージ図があったり、かなり精巧な内容というか、イメージ図になっているのですね。こういうものがどのように作成されたかというのは、もちろん存じていないのですけれども、例えば市のほうでいろいろ建設物、構築物について、パース図とか計画をなさると思うんですが、それについては市のほうの所有ということでよろしいでしょうか。市のそうしたものが、こういうものに使われることはあってはならないと思っているのですけれども、それについて、少し見解を伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 掲載されている画像資料につきましては、パンフレットや会議等で公表された資料であるものと認識をしております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ありがとうございます。そうすると、パンフレット等は市の広報物ということですね。市の広報物で、掲載されたものについては、こうした政治関連の広報物に転用しても特に問題はないという認識でしょうか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時39分) (答弁内容の調整あり)                              再 開(午前11時2分) ○大城秀樹議長 再開します。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 画像の使用につきまして、お答え申し上げます。休憩いただきまして、失礼をいたしました。先ほど画像資料につきまして、パンフレット、会議等で公表された資料である旨、ご答弁させていただきましたが、改めてどういう手続がなされたか確認をいたしましたので、訂正の上、改めてご答弁させていただきます。こちらの画像につきましては、団体の関係者から市のほうに画像資料の提供について申請がございまして、市の情報公開に係る要領に基づいて提供させていただいたものというふうに認識をしております。提供した資料の使用の対応ですね、こちらにつきましては特に制限をしておりませんので、これについて、市として何ら問題と認識しているということはございません。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ぜひその資料を提出していただきたいです。申請があったということですので、まずそれをお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 対応させていただきます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それにしても、このデータであったり、画像については、これは製作物ですよね。成果品で。要するに、予算がかかっているわけです。通常のそういうものではなくて、構造物のイメージ図でありますので、ただ写真をパシャっと一枚撮ったというものではなくて、要するに市民の税金がかかっているのです。このイメージ図には。これを選挙に使ってもいいものか、伺います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 先ほどご答弁したとおりでございまして、情報公開に係る要領に基づいて提供をさせていただいたもので、使用の対応については特段、市として制限をしたものではございませんので、何か問題があるというふうに直ちに認識しているわけではございません。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 しかし、普通の感覚からいくと、このイメージ図には相当の予算がかかっていますので、これを選挙に。目的も分かっているなら、しっかりとそこのところは皆さんのほうで確認を取って、どういう利用が適切なのか考えたほうがいいと思います。通常の、私の感覚でいけば、成果品を選挙に使うということは、これはちょっと考えられないことですね。それから先ほどの、同じビラのほうに戻りますけれども、住所、責任者の連絡先等が入っていないので、私は非常に問題ではないかと指摘させていただいたのですが、先ほどの答弁では特段のということではあったのですけれども、こちらは総務省のほうに確認をしていただいたところ、やはり責任者、住所等がないのは違法であるということで、県内の国会議員の方を通じて調べていただいたところですけれども、国会議員の秘書の方ですね。これについて、そのような見解があるのですけれども、いかがお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 まず公職選挙法の第142条で文書とかの頒布について規定がされております。これにつきましては、選挙運動用のビラの規定ですけれども、それ以外のビラについて、改めて県選管を通して総務省に確認させていただきたいと思っています。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 確認後、今定例会中にご報告いただけますか。そこで、休憩中でもいいので質問もさせていただければと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 まず県の選挙管理委員会にお尋ねいたしますので、その回答が来た段階で、お答えさせていただければと思っています。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 その際、質問させていただきたいと思います。しかし、総務省の方がそのような見解を示されているということで、内容が渡具知市長の政治活動についての内容ということになっておりますが、市長はどのように思われますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 選挙活動か、政治活動かということだと思っておりますが、選挙活動は当然できないわけでございまして、これは政治活動だと思っております。政治団体ということでございますので、政治活動だと思っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 その政治団体でも責任者、住所等、連絡先等がなければならないという総務省の見解です。それについてはいかがお考えですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ただいま選管のほうからも答弁がありましたように、確認するということでございますので、その確認を待ちたいと思っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そのときに改めて資料も含めて、お答えをいただきたいと思います。ぜひそのパンフレット等に使われているというイメージ図の資料と、申請のあった書類というのをご提出いただければと思っております。今、政治活動ということがありましたけれども、市長にお伺いしたいのですが、政治活動であっても市民の税金で作ったものを政治活動に使っていくということについて、非常に問題があると思います。それについてはいかがお考えですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ただいま選管からもあったように、何が問題なのかも含めて、確認をしていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ですから市民の税金、予算を使って作られたものが政治活動に使われることについてはどう思われますかと聞いているのです。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 市民の予算というのがちょっとよく分からないものですから、先ほど答弁したとおりでございます。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時15分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午前11時17分) ○大城秀樹議長 再開します。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど棚橋部長のほうから、このイメージ図と言いましょうか、パンフレットに載っているいろんな写真については、その手続を踏んでいるということもございました。それで特段問題がないということもございましたので、特段問題がないというふうに思っております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 驚きました。市長の認識ですね。そうした税金で作られたものを政治活動に使われていくことについては、問題ないと考えていらっしゃると。これは大いに問題があると思います。もう一つ質問させてください。今後、こうした市の成果品、イメージ図等が政治活動に使われていく、選挙活動に使われていくことについては、どのように考えますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 選挙活動に使われていくということではなくて、いま政治活動のお話をしたところでございまして、政治活動に使われることは特段問題がないと思っているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 今の発言については、私も驚きを隠せないのですけれども、市の予算で作られたものが政治活動に使われていくのは全然問題ないと認識されているということで、非常にこれは大きな問題であると思っております。先ほどから問題、問題と言っていますけれども、そういうことで市民が納得なさるとは到底思えません。これについては、市当局の返事待ちの部分も含めて、今後もしっかりと見解をただしていきたいと思っております。そういうことはあってはならないことではないかなと、私としては思っているところです。それからちょっと時間もないのですけれども、関連して、この件だけを質問させていただくと、質問の事項3のほうでごみ分別問題の図面をいろいろ提出してもらったのですが、その中で、私のほうではもっと具体的な建物のパース図だとか、構想図面があったらぜひ提出してくださいと言ったのですけれども、今あるのはこの部分だけだったということだったのですよね。先ほどのご答弁とかみ合っていないと思うのですが、そのビラに掲載されているようなパース図、イメージ図はあるのですか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 今回提出していますイメージ図ですが、そのところのパース図というのはございません。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それ以外のものは、以前の構想のものであったり、それはあるのですか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 以前にはありました。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 場所が少しずれただけで、あるないの話になっていたみたいですが、そういうものがビラに使われているということは、非常に問題だと思っております。この件については、また報告があった際に、再度ご答弁いただいた際に今議会中に質問もさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ちょっと時間もないのですが、質問の事項1のほうに戻りまして、こちらは在沖海兵隊の県外、国外移転を、渡具知市長は選挙のときには掲げていた。その立場であったわけです。そしてそれについて、在沖海兵隊の県外、国外移転についての考え方に変わりはないと。そのほうが望ましいとおっしゃっているわけですが、そうしましたら、いま行われている辺野古の新基地においても県外、国外が望ましいというお考えだということでよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 このことは以前も答弁したと思いますが、現在辺野古で作業が進められている普天間代替施設建設事業につきましては、SACO合意による負担軽減の一環であると認識をしております。一次答弁でもお答えいたしましたけれども、海兵隊の国外、県外移転が必ずしも全ての海兵隊を即時撤退と同義ではないと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ですから即時撤退とかそういうことではなくて、今、辺野古新基地建設が行われていますけれども、市長は基本的には、これはここに造るべきではないと。国外、海外移転だというお考えということでよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 現在進められている工事につきましては、県知事の承認を得て工事が進められている。先ほども申し上げましたが、SACO合意による負担軽減の一環であるというふうに認識をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それはSACO合意の件と、県知事の許可の件も存じてはおります。そうではなくて市長として、渡具知武豊市長個人として、辺野古の新基地工事が行われていますけれども、基本とかそういう言葉ではなくて、これについて新基地は県外、国外だという認識ということですよね。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 私がここで申し上げているのは、市長個人とかそういった認識でお話をしているわけではございません。市長として答弁をさせていただいているところであり、先ほど申し上げたとおりでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 市長としてで結構ですが、前回の選挙時には海兵隊の県外、国外移転をという立場だったわけですね。これは先ほどのご答弁でも変わりはないと、望ましいということは、海兵隊の基地である辺野古の新基地も県外、国外という立場ですねということです。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 繰り返しになりますが、現在進められている普天間飛行場代替施設事業につきましては、SACO合意による負担軽減の一環であるというふうに認識をしておりまして、海兵隊の県外、国外移転は必ずしも全ての海兵隊、それの即時撤退と同義ではないと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ということは、前回の市長選では在沖海兵隊、県内の海兵隊は県外、国外と言っておきながら、今となっては全部ではないと。一部はこのままでいいんだと。今の答弁は、そういうお考えということですよ。それでよろしいんですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
    渡具知武豊市長 先ほど申し述べたとおりでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 議長、休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時27分) (答弁内容の説明あり)                              再 開(午前11時28分) ○大城秀樹議長 再開します。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 前回の選挙の際の話だと思っておりますが、基地問題のスタンスということで再度確認をしたところでございますけれども、この日米同盟の重要性は認識しつつも、米軍基地が沖縄に極端に偏在していることは明らかでありまして、過重な米軍基地負担軽減は多くの県民がひとしく願うところであり、したがって海兵隊の県外、国外移転を求めるとの認識でございまして、全ての海兵隊の国外移転を求めるということではございません。また、先ほど申し上げましたが、SACO合意が実施されれば、再編実施のための日米ロードマップによると、要員とその家族の9,000名が移転することであるというふうなこともございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 前回の市長選挙のときに訴えていた内容とは随分違っているなと思っているのですけれども、前回の市長選挙のときもいろいろと公約を打ち出していたと思うのですが、そのときは在沖海兵隊全部であったと思っているのだけれども、今は変わったというご答弁でした。非常に驚きました。それは前回の公約とは違うということで、公約違反になるのではないかと思いますけれども、それについてはいかがですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ただいま岸本洋平議員から指摘がありました、全ての海兵隊の撤退ということは発言したこともございません。当時のパンフレットに書かれておりますのを拝見しましても、そのような表現はないというふうに思っているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 しかし、在沖海兵隊という表現だと、普通は全部含まれるという認識になりますよ。それが普通というか、市民はそうやって捉えると思うんですけれども、私もそうやって思っていたんですが、全てではないと。この表現について、市長がおっしゃっている在沖海兵隊というのは、沖縄にある海兵隊が全て含まれるわけではないのでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど来申し上げておりますとおり、海兵隊の国外、県外移転、そこはそれが望ましいと発言をしております。しかしながら、必ずしも全ての海兵隊の即時撤退と同義ではないということを、これまでも何度か申し上げてきたところでございまして、そういう話になりますと、これまで申し上げたことを繰り返すしかないのかなという考えでございますし、また、そのとおりでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 前回の市長選挙で私が渡具知市長の公約について認識した内容とは、随分離れてきているなと。公約が随分変わってきているなと。本当にそのことを率直に思いました。そういった公約がぶれてきているというところからも、やはり基地問題にしっかり向き合っていないというところが見えてまいります。ですから、名護市から辺野古の新基地問題に対しての意見等も全くと言っていいほど見解が示されていない、意見がなされていない。市民生活の安全であったり、本当に長い悠久の歴史が育み、つくり上げてきた大浦湾の自然、やんばるの環境について全く意見をしていないというところでありますが、それについてしっかり意見を述べていただきたいと思います。最後に、今の件についていかがお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今の意見というのは、名護市の意見が全く見えないというようなことだと思っておりますが、先ほども答弁しましたとおり、現在行われている代替施設建設事業は、知事の承認を得て行われている工事だと認識しており、その上で、この工事に対して法律で求められる事項以外は意見を申し上げる立場にはないと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 時間となりました。当局の皆さんも答弁ありがとうございました。これにて岸本洋平、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時35分) (後の一般質問について継続の確認あり)                              再 開(午前11時45分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。島袋力議員、一般質問を許します。休憩します。                              休 憩(午前11時46分) (字句の訂正あり)                              再 開(午前11時46分) ○大城秀樹議長 再開します。島袋力議員。 ◆島袋力議員 ただいま議長の許しが出ましたので、議席番号1番、礎之会、島袋力、一般質問を始めます。私も90分、しっかりと行いたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いいたします。それでは通告に従い、一般質問を始めたいと思います。質問の事項1 数久田轟の滝までの道路について。質問の要旨(1)現在新型コロナによる緊急事態宣言の発令に伴い、数久田轟の滝公園が休園していますが、うれしいことに利用者が多数訪れています。そこで、轟の滝公園まで行くと駐車場が閉鎖されており、これは以前は閉鎖されていましたが、今は開園されています。近くの空き地でUターンを行うため、近隣の敷地にまで影響が出ています。苦情が出ているところでした。そこで、公園まで行く前の橋に休園表示看板の設置を名護市で対応できないのかお伺いします。質問の事項2 通学路の状況について。質問の要旨(1)数久田区・世冨慶区・東江区の子どもたちの通学路等についてお伺いします。ア 市道数久田15号線白線、横断歩道2か所、橋手前の一時停止線について。イ 世冨慶6号線の横断歩道について。ウ 東江小学校裏門前の横断歩道及び博物館前の横断歩道2か所について。エ 市道名護58号線の東江中学校校門前横断歩道について。オ 市道山手線の路上駐車について。質問の事項3 コミュニティバス関連対策について。質問の要旨(1)現在新型コロナ等で、予定より大幅に実証実験等が遅れています。そこで、実施予定時期はいつ頃なのか。また、いつまでなのかをお伺いしたいと思います。質問の事項4 新型コロナワクチン接種について。質問の要旨(1)ワクチン接種対策等についてお伺いします。ア 現在のワクチン接種状況について(年齢別で)。イ 名護市民全員に行き渡るまでのスケジュールについて。ウ 今後の名護市の対応について。質問の事項5 名護市武道館建設について。質問の要旨(1)現在の進捗状況等についてお伺いします。質問の事項6 市民の声より。質問の要旨(1)名護市の公共事業についてお伺いします。以上を一次質問とし、二次質問は自席より行います。当局の皆さん、スムーズな回答をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問の事項1、要旨(1)についてお答えいたします。数久田轟の滝広場につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和3年5月24日より現在まで休園をしている状況であります。名護市のホームページにおいて休園の状況を周知しているところであります。なお、指定管理者であります数久田区に現在の状況を確認いたしましたところ、指定管理者においても休園の状況をホームページで周知を行っているものの、観光客が多数訪れている状況であると伺いました。また、議員ご指摘のとおり、公園駐車場が封鎖されていた際に、Uターンを行う車両で近隣の敷地に影響が出ている状況であることを確認いたしました。現在はその状況を改善するために駐車場入り口を開放し、休園を知らずに来場された方がUターンできるようになっております。議員ご指摘の看板設置につきましては、名護市と指定管理者との間で協議をした結果、指定管理者により集落内入り口の数久田橋付近に、休園を周知する多言語看板が設置されます。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 部長、ありがとうございます。以前、多言語看板ということで設置しています。あれはスピードの出し過ぎが多かったということで、スピードを落とせという看板をいま設置していますが、しかし、これもまだまだ注意しなければならないというぐらい、まだスピードが出ている車が多々あります。また、今回の看板設置の要望は、休園の看板を表示することで数久田区内に車が入らないで済むということで、橋のほうに看板設置ということであります。先ほど答弁がありましたが、指定管理者の数久田区長とも調整をして、皆さんと区のほうで話をして進めていくということでありますが、以前総務課のほうで対応してもらったスピードを落とせの看板の件で、これは数久田区の中に入るとどうしても危ない、スピードも出ているということも多々あります。利用者がまだまだいる中で、とてもうれしいことではあるんですが、緊急事態宣言に伴って休園しているということで、数久田区内に入って違うところに行ってしまう車も多々見受けられるんですよ。それで交通安全の観点から、皆さんのほうで再度設置ができないのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 交通安全の面からということで、こちらでお答えいたします。市道轟線につきましては、数久田轟の滝公園の開園に伴う車両の通行が増加していることもありますので、地域住民の安全を考慮しまして、往来する車両への注意喚起が必要なことから、関係団体であります名護市交通安全推進協議会などと調整をし、看板の設置等を行いたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 ありがとうございます。部長、早急な対応をよろしくお願いします。区民の安全安心につながると思いますので、ぜひ設置を含めて、お願いしたいと思います。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 私のほうからは質問の事項2、要旨(1)ア、オについてお答えいたします。議員ご質問のアの市道数久田15号線の白線につきましては、現場を確認いたしましたところ、中央線及び外側線が車両の進行による摩耗等により薄くなっている箇所や消えている箇所が見受けられました。当該路線につきましては、数久田地区の主要道路であり、平成30年度に整備された轟の滝公園へのアクセス道路でもあることから、市外や観光客の来園者による交通量が増加している路線となっております。中央線や外側線を明確にすることにより、対向車線や路肩部への逸脱等の軽減や通行マナーの啓発につながり、道路利用者の安全性の向上が図られると考えておりますので、交通安全施設整備事業にて区画線の補修を実施していきたいと考えております。次に、オについてお答えいたします。山手線はエネオス名護東江店前の市道城通り線を起点とし、名護博物館前の県道84号線交差点付近を終点とする延長670メートルの街路整備事業となっております。平成12年より事業がスタートし、東江公民館に通ずる市道名護12号線までの460メートルを平成28年に供用を開始しております。現在、残りの区間につきまして整備中であり、早期の全線開通に向け事業に取り組んでいるところでございます。議員ご指摘の路上駐車についてですが、先ほど述べた供用区間から事業中の区間において、両側の車線で複数台の路上駐車を確認しております。歩行者や車両、自転車の通行の妨げになっておりますので、東江区と相談しながら、路上駐車をしないよう駐車禁止の看板を設置し、周知を図っていきたいと考えております。また、警察のほうへ指導、取締りにつきましてもお願いをしてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは質問の事項2、要旨(1)ア、イ、ウ、エについて、関連しますので一括でお答えいたします。今回議員からご質問のありました数久田区、世冨慶区、東江区の通学路にあります横断歩道の道路標識摩耗状況につきまして、担当者のほうで確認いたしましたところ、当該箇所におきまして白線が消えかけて見えにくい箇所などがございました。当該箇所は児童生徒の通学路として利用されていることなどもあり、児童の安全を守るためにも、交通管理者であります名護警察署に、早期修繕を求めてまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 これは通学路ということで、数久田区の子どもたちが一番東江小学校へは遠い場所から歩いていく道、通学路になっています。そこで皆さんも確認をしたということですが、児童生徒の通学路であるために早急な修繕を求めたいということと、いま現在、各学校ではリモート授業や分散登校で対応しています。児童が少ない今の時期に修繕を求めますが、その辺は、時期的にはどうでしょうか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 建設部のほうでは中央線、外側線のほうを管理しているところですけれども、今ほかのところからも要望がありまして、そこも踏まえて測量等、また設計をやっている最中でありますので、それが出来次第、速やかに修繕に着手してまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 市道については建設部のほうで対応ということになると思います。今、総務部のほうで回答されているものは警察に確認をしてということで、前にも警察に確認すると時間がかかって大分待ったような経緯も聞き取れますが、これは通学路に関わることですので、生徒の安心安全ということも含めて早急な対応を警察にも再度呼びかけてほしいのですが、総務部長のほうの対応はどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 一次答弁でもお答えしましたが、通学路として、先ほど議員がおっしゃっているような安全安心で特に注意すべきところということも理解しております。繰り返しになりますけれども、名護警察署のほうに早期修繕について求めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 分かりました。通学路ですので、建設部、総務部の皆さんの早急な対応を求めたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 質問の事項3、要旨(1)についてお答えいたします。議員もご承知のとおり、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発令に伴いまして、コミュニティバスの運行開始が遅れておりましたが、8月31日に名護市地域公共交通協議会を開催しまして、9月15日に正式に運行を開始する運びとなりました。9月2日には、名護市ホームページにコミュニティバスの運行ルート、時刻表、バス停所在地の詳細等、運行に関する情報を掲載しております。運行開始まで商業施設等を回り、ポスターの掲示やチラシの設置等を行いまして、多くの方々にご利用いただけるよう周知活動に取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 部長、ありがとうございます。これは以前にも議会の一般質問で取り上げましたが、以前、このバスに乗って消毒液がなかったとか、バスの運転手の方がマスクのチェックはしていましたけどということもありましたので、今後これも含めて、今はまだ緊急事態宣言中ではありますが、これが延びるのか、収束するのに向けて活用を大いにしていただきたいと思いますので、今後ともその対応も含めて、よろしくお願いいたします。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは事項4、要旨(1)ア、イ、ウについてお答えいたします。まず、アのほうからです。現在のワクチンの接種状況につきましては、お配りしています資料、名護市の年代別コロナワクチン接種率をご覧いただきたいと思います。さきの宮城さゆり議員、仲尾ちあき議員への答弁とも重複いたしますが、まず、9月1日現在で高齢者の2回目接種率は83.5%となっております。65歳未満の接種につきましても、若者世代が円滑に接種を受けられるよう夜間接種を実施し、また個別接種の実施回数を増やしていただくことで、市人口の7割の接種を令和3年11月末までに完了させたいと考えております。次に、イの名護市民全員に行き渡るまでのスケジュールについてですが、現在20代の予約が始まっており、9月中か10月中旬までには20代の1回目接種が完了するものと考えております。10代の方へも9月中旬までには接種券を発送し、11月末までには接種対象年齢の2回目接種を終える予定となっております。ウの今後の名護市の対応についてお答えいたします。11月末でコロナワクチン接種を希望する全ての方の接種を完了する予定ですが、11月以降に12歳の誕生日を迎える方の対応や、体調不良等で接種できなかった方の接種機会を確保するため、12月以降の集団接種や個別接種の継続について検討しているところであります。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 ありがとうございます。昨日、宮城さゆり議員、仲尾ちあき議員が話をしていましたが、ワクチン接種の状況については、11月末までには希望者の全員が完了する予定ということがありました。職員の皆様におかれましても、早急な対応ということで感謝を申し上げたいと思います。二次質問のほうはア、イ、ウをまとめて、3点ほど確認したいと思います。まず、今後30代、20代、10代ということでだんだん若い世代が接種する中で、2回目ではどうしても高熱が出やすいとよく聞きます。そこで、名護市は若者向けに解熱剤とか、個人責任ではありますけれども、アレルギーを持っていたりする方もいますので、そういう方々に対して、市販店での薬の購入チケットを配布するとか、そういった計画はコロナ対策の一環としてあるのかというのが1つ。2つ目ですが、これに関連してPCR検査の補助について、昨日の宮城さゆり議員への答弁にもありましたが、県と調整をしていくということで、これは名護市独自のコロナ対策の一つとしてできないものなのか。また、県の回答を待っていたら遅いのではないかということで、PCR検査場、昨日の話では医師、看護師等との調整もあるということもありましたので、時間がかかるということでした。今回このように市販されている抗原検査のペンということで、15分でコロナが陰性になっているか、陽性になっているかということが分かるものになっています。僕は営業ではないのですが、そういう形で市民がすぐそれを持って、15分で陰性なのか、陽性なのかが分かる。陽性になった方は保健所に行って対応してもらうということも早急な対応になるのかなということで。これは私の知り合いに、ちょうど6名、7名ほどこれを受けて、その中の1人が陽性ということで保健所に行って入院をしているという形が取れたのも、そういった1,300円、1,400円ぐらいで市販されているものではあるんですが、そういったものでもすぐ対応ができるということですので、こういったものも名護市のコロナ対策に含めて、一環としてお配りすることができるのか。これは99.4%の確率で分かるというものになっています。それについて3点、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは若い世代へのいわゆる副反応等に対する解熱鎮痛剤等の配布ということですが、まず、これから特に10代をはじめ、若い世代への接種が始まっていきます。その中でワクチン接種に対する不安を取り除き、促進するために会場で解熱鎮痛薬を配布することにつきましては、そういう不安を軽減する取組としての一つの方法かとも考えられますが、これは医師法、あるいは薬剤師法等の処方箋の交付に関する法令の規定から、処方箋の交付義務や処方箋による調剤といった手続を考慮をしますと、集団接種会場で処方してお渡しするのは適当ではないというふうに考えております。続きましてPCR検査につきまして、市でのPCR検査の対応ということですが、先日の宮城さゆり議員へも答弁をしておりますが、いま現在、関係機関であります北部地区医師会病院、県内の民間PCR検査機関と調整をしております。議員のお話のとおり、取り急ぎ調整をしているところでございます。3点目の抗原検査のキットにつきましてでありますが、検査をすると当然、場合によっては陽性が出るということです。そこで、保健所なり医療機関ともまた、それの取扱いの調整もありますので、今ここでの答弁はできませんが、一応検討はしたいと思います。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 まず最初のものなんですが、これは10代、20代の方からよく話の中で、受けたいけど二、三日、もしくは1週間熱が出てしまうと。そのときは動けないということもあって、名護市でそういう手当てというか、これは先ほどの二次質問の最初でもお話しましたが、おのおのでアレルギーを持っている方もいますので、どの薬が適合するかしないかも含めて、これは個人責任にはなると思うのですが、そういう形でコロナ対策に向けて早急な対応ということも含めて、若者にそういった薬の券を発行するのはどうかなということで、これは提案ではあるのですが、今後また市長、副市長と調整していただいて、コロナの早急な対応、また一人でも多くワクチン接種をしてもらいたいという私の思いもありますので、それも含めて対応をしてほしいなと思います。2つ目の先ほどのPCR検査場、昨日さゆり議員にも答弁したとおりだと思いますので、これは引き続き早急に対応してもらうということと、最後のまとめ。僕、とても身近でその検査をして、本当に陽性になっているのも見たんですよ。ああ、陽性になったんだというのを確認すると、すぐ保健所に行って、別に熱もなくスムーズに……。スムーズにと言ったら語弊はありますけど、重症化に至らなかったと。早期発見ができたからということもあるのかなということもありまして、一人でも多くの人が自分で検査をして、自分で病院に行くということはとても素早い対応なのかなと思っています。金額を聞いても1,300円、1,400円ぐらいですので、希望者のみではあるとは思うのですが、そういう形でコロナ対策の一環として市で考えてほしいなと、市長、副市長、本当に思いますので、ぜひ再検討をしていただいて、進めていってほしいと思います。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問の事項5、要旨(1)についてお答えします。武道場整備につきましては、これまで継続的に武道関係団体と意見交換を重ねてきております。今年度、武道場建設に係る基本計画を策定する予定となっております。本会議に補正予算として計上しているところでございます。武道場整備に係るその後の計画といたしましては、基本設計、実施設計を経て、武道場整備に着手する予定となっております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 着手に、やっと来ましたね。市長、ありがとうございます。これは平得部長の意気込みを以前に確認して、大分進んでいます。今回二次質問では、大城課長にもちょっと答弁を求めたいと思いますので、よろしくお願いします。私はこれまで五、六回、一般質問をしてきました。武道館建設について、一般質問をしてきました。市長をはじめ関係課、関係団体との調整をしてきました。武道館建設に向け、すごく前進したと思います。市長、もう一度ありがとうございます。今回、補正で一括交付金を活用して、基本計画策定業務を実施するということですが、整備計画にある設計業務、工事等について、その後の財源確保はどのように考えられていますか、お答えください。 ○大城秀樹議長 大城智文化スポーツ振興課長。 ◎大城智文化スポーツ振興課長 基本計画策定後に計画しております基本設計、実施設計、武道場整備についての新たな財源確保につきましては、関係機関と調整を図りながら検討していきたいと考えております。また、武道場整備に向け、引き続き武道関係団体と意見交換を積極的に重ねていきたいと考えてございます。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 課長、ありがとうございます。これは大いに前進したと私は感じております。本当に関わった方々、職員をはじめ、関係団体に対しては大分進歩したと思っています。大城課長、一言意気込みを聞かせてください。 ○大城秀樹議長 大城智文化スポーツ振興課長。 ◎大城智文化スポーツ振興課長 担当課長としての取組、意気込みという部分ですが、文化スポーツ振興課長としてスポーツの部分で申し上げますと、スポーツの推進並びにスポーツの振興を目指すとともに、各競技レベルの向上につながるスポーツ環境の整備に取り組みたいと考えてございます。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 課長、スポーツの振興、ありがとうございます。そのとおりです。平得部長も一生懸命、意気込みがありました。課長とタッグを組んで、市長、副市長とも連携を取って、我々議員等も含めて、武道に関係する方々の競技力向上のためにぜひご尽力いただきたいと思います。議長、次をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項6、要旨(1)についてお答えいたします。まず、令和3年度当初予算における普通建設事業の状況について説明いたします。令和3年度当初予算の合計額は422億2,100万円。そのうち普通建設事業費は約83億1,500万円で、予算合計額に対する普通建設事業費の割合は約20%となっております。令和3年度は当初計画で65件の公共工事が予定されており、これまでに38件の工事が発注され、残りの事業についても今後発注がされていくものと考えております。令和4年度以降の新規事業につきましては、現在事業実施の実現可能性について精査しているところであり、事業の財源となる沖縄県からの補助金や北部連携事業等の活用により、事業実施を計画していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 市民のほうから施設整備について、いろいろな要望があると思います。これは私のほうにも要望が来て、公共事業ということを含めて、たくさんしてほしいと。今のコロナの状態の中で、どうしても仕事、業務が以前とは違うということもありますので、その辺、公共事業に期待している企業もありました。そこで一つお伺いしたいのは、令和4年度以降、どのような予定があるのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 金城秀郎副市長。 ◎金城秀郎副市長 令和4年度以降につきましては、一般質問で総務部長からも答弁がございましたけれども、事業実施の可能性を精査しているところでありますが、予定をしている主な事業としては、地域づくりの拠点となる施設として羽地の駅周辺整備、二見以北交流拠点施設機能強化多世代交流施設、また産業振興として農水産物貯蔵・流通等促進施設、環境整備として農業集落排水事業、その他として学校給食センター整備など、事業化に向けた取組を進めているところでございます。市民の皆様の要望にお応えできるよう努めてまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 副市長、ありがとうございます。ぜひ名護市の企業を助ける形も含めて、お願いしたいと思います。大分早いのですが、私、予定では90分しゃべる予定でしたが、コロナ禍ということで、特に川野議員から早く終われということもありましたので、今日はコロナということがありますので、議席番号1番、島袋力、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 島袋力議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後0時20分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。神山正樹議員、一般質問を許します。 ◆神山正樹議員 皆さん、こんにちは。議席番号24番、にぬふぁぶし名護、神山正樹、議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。その前に、所見を述べさせていただきます。今回の一般質問、特に新型コロナに関する質問がかなり出ておりますけれども、市民からの相談で、去年は給付金とか支援金の相談がかなり出てきておりました。今年に入って、ワクチン接種についての相談がかなり出ておりました。ここ最近では、昨日からの質問にもありましたとおり、学校の問題、保護者が大変苦労しているということ。そして、生活保護の相談がかなり寄せられてきているところでございます。特に議員諸公の皆さんにも、そのような相談がたくさん寄せられているかと思うのですが、しっかりと市民の声に耳を傾け、対応していきたいなと思っております。私の資料をアップしていただきましたので、事務局のほう、データの送信をよろしくお願いいたします。皆さん、タブレットは大丈夫でしょうか。今年4月からずっと統計を取ってきました。統計を取るという場合も、細かいことまではできませんでしたので、新聞の情報から取ってきたものであります。1枚目のほうですが、4月、5月、6月、7月、8月末までの名護市、そして北部町村、北部保健所管内の統計を取ってみますと、8月になって一気に名護市が約6倍、近隣町村、北部保健所管内は7月から約7倍、かなり急激に増えてきております。2ページ目に移りまして、2ページ目は4月から9月の1日から16日、3枚目が17日から31日と、日ごとにやってみますと、9月に入って昨日までに236件、急激に増えているような感じもいたします。県のほうでは減少傾向にあるとしておりましたけれども、新聞を見ますと北部地域を除くと。つまり北部は伸びているという見解ではないかというふうに思っております。実際に日ごとに追うと、中旬から下旬にかけてかなり増えている状況にあって、北部地域、特に名護地域、人口比率にしては大分伸びてきているのかなと。警戒しなくてはいけないのかなと思います。特に20代の若者に顕著に表れて、感染傾向にあるのですけれども、今後20代、もちろん10代も含めてワクチン接種が進んでいくと、今度は逆に2回接種をしても感染した事例が既に名護では発生しているわけですから、今後2回目を接種した皆さんもかなり警戒しなければいけないのかなと思っております。さきの答弁で11月で接種が終わると言っていたのでしょうか。そこまで来ると、今度は外国でもありますように3回目の接種に向けて動き出すのかなと思っておりますけれども、北部は、つまり名護を中心に増え続ける傾向があるのではないかという懸念がございます。この資料につきましては、結構大きな会議があったりした場合に、会議の開催の判断材料として私は使っております。とにかく感染させない、しないということを個々人が頑張って対策を取らなければいけないというふうに思っております。それでは通告に従い、一般質問をさせていただきます。質問の事項1 屋部地区の土地改良区及び農業用水について。質問の要旨(1)屋部地区の土地改良区(長筋原)の耕作放棄地等の現状を伺います。資料提供、ありがとうございました。質問の要旨(2)屋部区内に設置されている農業用水供給施設が、令和3年3月26日をもって供給停止となっていますが、今後屋部地区の農業用水施設整備の計画はないのか伺います。質問の事項2 市内小中学校における新型コロナウイルス感染症対策について。質問の要旨(1)市内小中学校における新型コロナウイルスの感染状況はどのようになっているのか伺います。質問の要旨(2)8月24日が2学期の始業日であったのが、感染拡大防止に努めるため8月31日まで臨時休業期間となりましたが、今後の感染状況による対策はどのようにしていくのかお聞かせください。以上を一次質問とし、二次質問は自席から行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは私のほうからは事項1の要旨(1)と(2)についてお答えいたします。まず初めに、事項1、要旨(1)についてお答えいたします。屋部地区の長筋原土地改良区は、昭和53年度から昭和57年度に整備された土地改良区で、受益面積は14.4ヘクタール、対象筆数は44筆となっております。遊休地の面積は、平成30年度が0.66ヘクタールで約4.6%となっており、44筆中3筆が遊休化しております。令和元年度が0.57ヘクタールで3.96%となっており、44筆中1筆が遊休化しておりました。令和2年度が0.97ヘクタールで6.74%となっており、44筆中4筆が遊休化しております。当該土地改良区では、平成30年度に耕作放棄地再生利用緊急対策交付金事業を活用して、3,600平方メートルの遊休地が解消されております。続きまして、要旨(2)についてお答えいたします。議員ご質問の農業用水供給施設については、JAおきなわ名護支店屋部集出荷場内に設置されている給水施設のことだと考えております。当該施設については、隣接する個人の井戸を利用し、JAおきなわが電気代を負担し、地域の農家の方に農業用水を無償で提供している施設と伺っております。井戸の所有者よりJAおきなわに対し当用地の返還要望があり、今年の3月をもって供給停止をする予定でございましたが、給水施設の利用者からの要望もあり、給水停止の期限を1年延長してもらっている状況と伺っております。議員ご質問の今後の屋部地区の農業用水施設整備についてでございますが、名護市としては、屋部地区をはじめ、新たに農業用水施設整備を行うには地元推進体制の構築を含め、地元の熱意ある要望や合意形成が必要だと考えております。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 ご答弁、ありがとうございました。まず、二次質問として、屋部地区の土地改良区、長筋原の耕作放棄地等について伺いたいと思います。平成30年度に耕作放棄地再生利用緊急対策交付金事業を活用して3,600平米、36アールの遊休農地が解消されているようですが、平成30年度、令和元年度に比べ、令和2年度は遊休農地面積及び遊休農地筆数が増加傾向にあるのですけれども、その要因をお聞かせください。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 長筋原土地改良区の受益面積に対し、遊休農地の割合は3年平均で5.1%となっており、比較的耕作がなされている区域だと把握しております。さらに、直近で現地確認を行ったところ、遊休農地の一部において耕作状況が確認でき、現在は遊休農地解消に向かっていると考えているところでございます。なお、令和3年度における農地の利用状況については農業委員会にて農地調査が進められており、12月末をめどに今年度の農地の利用状況がまとめられる予定でございます。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 次の二次質問に行きますけれども、特に屋部地区の長筋原においては、水が重要です。水が引かれていないために、そのまま現在所有している土地全体を使うことができない。ごく一部の耕作しかできないというような状況にございます。こういったことを鑑みて、屋部地区の長筋原土地改良区のみではないと思うのですが、今後耕作放棄地、遊休農地解消対策は、先ほどの答弁にもございましたとおり耕作放棄地再生利用緊急対策交付金事業、それも継続してやっていくのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 遊休農地対策は地域農業の課題でもあることから、人・農地プラン等の地域の話合いの場においていろんな情報を共有しながら農業委員会と連携し、国及び県事業の活用も図りながら一体となって遊休農地解消に努めてまいりたいと考えているところです。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 屋部地域の農業用水の供給施設ですが、私も長筋原の現場調査をしているときにその話を受けました。特に給水施設は、個人の井戸から引っ張ってJAが管理しているというのも、そこでお聞きしたわけです。さらに、農業者だけが使っているのではなくて、ほかの土木事業者なのか分かりませんけれども、ほかの事業者も使うようにしていると。それをJAが電気料を払って稼働している状況にあったと。話を聞いてちょっとびっくりしたのですけれども、ただ、今の給水施設利用者の要望で1年間延びたと。本来ならJAは、今年の3月26日をもって給水停止ということで看板も掲げられていたのですけれども、お願いをして、期限を1年延長していただいていると。しかしながら、残りあと約6か月、その間に農林水産課が地元農業者、特に長筋原土地改良区の地主の方々としっかりと調整をして、農業用水の施設整備をやっていかなければならないものと考えております。これまでの調整経過についてお聞かせ願いたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 一次答弁でも申し上げた事情から、昨年10月にJAおきなわより名護市に用水利用についてのご相談がございました。その中で我々は事情を知った次第でございます。既存の給水施設については、事情や現地状況を確認する中で、屋部地区の農業関係者だけでなく、議員がおっしゃったように不特定多数の方が利用していると伺っております。現在では代替施設の整備運営を目的に、これはあくまでも任意団体ではございますが、屋部地区農業用水利用組合を設立したとの報告を受けた経緯がございます。JAおきなわ屋部集出荷場にある給水施設の代替施設の設置については、当組合の状況を見守っている状況でございますので、今後また連携しながら組合と話をしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 実はもう一点、一番大きな問題ではないかと思うのですけれども、JAが給水施設を管理していて、電気代も払ってきていて、それを使う側が電気代も払っていないというような状況、つまり受益者負担というのが全くないという状況です。それはちょっとおかしいなと。やはり屋部地区の皆さんとしっかり相談をして、施設整備に当たっていただきたいと思います。ここで新たに農業用水施設整備を行うに当たって、先ほど答弁がありましたおおむね3つの条件が必要ですけれども、具体的にお聞かせください。まず、地元推進体制の構築とはどういったことなのか。地元の熱意ある要望、これはまだ出されていないのか。組合を立ち上げたということではあるのですけれども。合意形成とはどのような内容の合意形成なのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 かんがい排水や農道などの事業生産基盤の整備については、国、県の補助メニューを活用し実施しております。新たに事業化するに当たって、最初の確認事項となるのが、一番強いのが地元要望でございます。その中で事業化へ向け必須の作業となる同意取得や地元意見の取りまとめを行い、推進していく体制が出来上がっているかを確認するとともに、土地改良事業に対する十分な機運が高まっているか、今後の営農の将来像や展望はあるかといった熱意を確認します。そして、受益となる範囲、事業内容、施設の管理運営面などで地元意見の一致、すなわち地域の合意形成が図られていることを確認していくことが大切だと考えております。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。
    ◆神山正樹議員 今、具体的にお話しいただいたのですけれども、ぜひ農林水産課を中心に地元屋部区と調整をしながら、しっかりとした組合をつくっていただきたいなと。ここに書いてあるとおり、地元での推進体制をしっかりしていかないといけない。合意形成を図るにもいろいろ相談があると思うのですね。例えば羽地農業用水ですか。そこから中山まで引っ張ってきているのですかね。それから屋部長筋原まで持ってくるのかどうかも含めて、どのような合意形成が必要なのかというのも、しっかりと屋部地域の皆さんにお話をして、その地域の皆さんが、先ほど言っておりました熱意を持って必要なんだということをまず引き出せるようなものにしていただきたいなと思います。特に長筋原を現場調査したときには、ほとんど水がないせいで耕作面積が小さくなってきているという現状が見られるものですから、その辺はしっかりと支えてあげていただきたいなと思います。それでは議長、質問の事項2をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それでは質問の事項2、質問の要旨(1)、(2)についてお答えします。まず、要旨(1)につきましては、令和3年8月22日から9月2日現在までの状況ですが、小学校児童で18人、中学校生徒で13人、教職員3人、合計34人の感染を把握しているところでございます。そのうち1例以外は校内での濃厚接触者は確認されていませんでした。1例につきましては、校内濃厚接触者として26人のPCR検査を実施いたしましたが、全員の陰性を確認しております。2学期が8月24日から始まり、31日までの臨時休業中においても分散登校及びオンライン学習等を進めておりますが、現時点で学校内での感染の広がりは見られない状況でございます。次に、要旨(2)の感染対策につきましては、宮城さゆり議員への答弁と重複いたしますがご了承ください。教育委員会では、文部科学省が策定した「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」や県教育委員会からの通知に基づきながら、各学校において適切に対応を行っているところでございます。学校においても手洗い、マスク等の基本的な感染対策を実施していくとともに、学校生活内で3密回避のために、9月1日から10日までは各学校の規模に応じて分散登校やオンライン学習を実施しており、また密接するような学校活動を行わないなど、学校内で感染拡大が起きないよう努めているところでございます。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 ご答弁、ありがとうございました。昨日も答弁がありましたが、小中学校の教職員のワクチン接種ですけれども、昨日のご答弁は小中学校の教職員を含め、幼稚園の職員も含めての答弁だったのか、再度お聞かせください。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 昨日の仲尾ちあき議員のご質問だったと思いますが、名護市では優先的に接種できる対象者として、名護市小中学校に係る業務に従事するものが優先接種者ということで指定されております。令和3年8月31日時点で536人の学校関係者に優先的に接種券を配布しております。その割合は7割を超えると考えております。同程度の割合が接種しているものと我々は考えております。さらに、優先接種を希望しなかった方においても接種券の配布が完了しておりますので、その割合は高くなっていると考えております。536人につきましては、小学校、中学校の教職員関係で、幼稚園につきましても小中学校と同様に優先接種の対象となっており、8割を超えていると伺っております。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 ワクチン接種をしっかりとやって、子どもたちに向き合っていただきたいなと思います。それから保護者からのお話ですが、保護者から小中学校における感染状況がよく見えないという中で、学校に通わせても大丈夫なのかという問合せもあります。教育委員会、または各小中学校にそのような問合せはないのか、伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 問合せのほうですが、教育委員会においてはそのような問合せは多くは寄せられておりませんけれども、現在、名護市の感染状況から、保護者の皆様には登校させることに不安を感じている方もいらっしゃると聞いております。各学校においては、分散登校及びオンライン学習等を実施し、校内で密になる状況を避け、感染対策を十分に行い、校内で感染が広がらないよう、引き続き対策を講じながら保護者の理解を求めるとともに、感染不安等の理由で欠席している児童生徒については、各家庭とコミュニケーションを図りながらしっかりと対応を取っていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 本日の冒頭でもお話し申し上げましたけれども、4月の感染統計から名護市は約6倍になっているわけですね。その中でも資料にもありましたとおり、特に8月に入ってからは20代、30代、10代というふうに感染率が高いのです。そのような中で小中学校、高校までだとは思うのですけれども、まさに2学期が始まって、感染拡大が懸念されている状況にあります。各学校において適切に対応されているというお話だったのですが、教育現場においては大変な業務量が出ているのではないかと思いますけれども、各学校からの応援要請とかはないのか伺います。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 各学校からの応援要請ということで、議員がおっしゃられるとおり、通常の学校運営に加え、感染拡大防止に係る業務が増えております。各学校とも教職員の皆様が尽力されているところでございますが、教育委員会としましても各学校で感染者が確認された場合に、学校で行われるPCR検査の受取りや、それを搬送していく業務を担っております。オンライン学習が始まっておりますけれども、オンライン学習に関する支援であったり、各学校が求めている支援を毎日聞きながら、日々支援を行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 学校現場の教職員の皆さん、非常によく頑張っているのではないかと思っております。学校の規模にもよると思いますが、分散登校や午前中の受入れをされたりしているようですけれども、働いているお父さんやお母さんは非常にいま困っている。例えば午前中の授業の受入れでしたら、午後からは迎えに行かなくてはいけない。仕事を休まなくてはいけないという状況が続いていたら、ほとんどのお母さん方はパートをしている方がかなりいる状況の中で、生活苦に陥ってしまうという話が聞こえております。特に分散登校や午前中の受入れで、働いているお父さんやお母さんは仕事を休めずに非常に困っているということで、その場合に教育委員会、もしくは学校現場としてはどのような対応をされているのでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 教育委員会としましては、8月24日からの臨時休業から10日までの分散登校及びオンライン学習の実施中においても、各学校に小学校低学年において、保護者の仕事の都合上等により家庭で待機が難しい児童については、学童利用の有無にかかわらず午前中学校で受入れを配慮してくださいと。その他特別な事由において、児童生徒を受け入れることについては各学校で判断をされてくださいと通知をしており、対応していただいているところでございます。教育委員会、学校といたしましては、午前中はしっかりと子どもたちを預かり、午後については家庭や、必要に応じて学童での預かりに引き継ぐなど、対応をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 家庭や、必要に応じて学童での預かりに引き継ぐということでしたけれども、今日の新聞だったかな、那覇市で学童と塾が併設されている、こういった中で感染拡大があったということで、県内でも保護者が小中学生の感染拡大を懸念して通学させることを見合わせているということもあるのですけれども、市内の小中学校でもそのような状況があるのか伺います。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 本市においても、感染不安等の理由により欠席をしている児童生徒がいることは承知しております。2学期の始業式のときに確認しているんですが、8月24日のみの調査になりますけれども、小学校で13校中11校で128名、中学校では8校中7校で17名の児童生徒が、感染不安等の理由により欠席していると報告を受けております。欠席している子どもたちへの対応としましては、各学校とも各家庭とコミュニケーションを図りながらしっかりと対応を取っているということであります。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 今、小学校で13校中11校で128名、中学校で8校中7校で17名ですか、欠席していると。もちろん登校している子どもたちがいるわけですね。そこでは通常授業を行うと。休んでいる子どもたちに対しては、やはり出席されている子どもたちと一緒にオンライン授業でやっているのか。この辺を最後に確認したいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 オンライン学習と分散登校で学校に来ている子を、両方で対応しているということです。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 学校教育課長に伺いたいと思います。今、オンライン授業の話が出ましたけれども、学校教育現場の先生方の質というのですか、オンライン授業をするための力というのですか、その辺はどのように思っていますか。かなりいい方向に進んでいる状況ですか。 ○大城秀樹議長 比嘉悟学校教育課長。 ◎比嘉悟学校教育課長 8月24日、学校休業という形でスタートして、9月1日より分散登校及びオンライン学習ということで先生方に早めに周知することによって、この8月24日の1週間ほど前から先生方は準備に取り組みました。この間、先ほど教育次長からも報告があったとおり、先生方はかなり研究と話合いを重ねて、各学校、ほぼ今週はオンライン学習が軌道に乗っているような状況です。その中で初めての試みをやっている学校もあるのですけれども、その中で先生方がけがの功名とは言いませんけれども、一緒になって新しいことに取り組むということで、学校の雰囲気が、先生方の団結心が生まれているという報告もあります。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 大変いい状況にあるかなというふうにも思っております。ぜひ教育委員会も学校、教育現場を支援しながら、それぞれのコミュニケーションをしっかり図っていただきたいなと思っております。これで私、神山正樹、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時6分)                              再 開(午後2時16分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。吉居俊平議員、一般質問を許します。 ◆吉居俊平議員 ただいま大城議長のお許しを得ましたので、日本共産党、議席番号4番、吉居俊平、一般質問を始めさせていただきたいと思います。早速ですが、質問の事項に入っていきます。質問の事項1 新型コロナ感染症対策について。質問の要旨(1)若年者の支援について伺う。前回の定例会にて指摘をさせていただいた食料支援についての進捗状況を伺います。質問の要旨(2)若年者のワクチン接種状況について。感染拡大防止の観点から沖縄県・県経済界・医療機関等から緊急メッセージが発出されています。感染拡大当初からマスコミ等でも若年者の行動を問題視する報道も多く見られました。しかし、若年者への支援等は後手後手になっている部分が見られます。ワクチン接種についてもその一つであるが、その状況について伺います。質問の要旨(3)新型コロナウイルス感染症拡大に歯止めがかかりません。PCR検査で陽性者が増加していることから国は原則入院という方針を撤回し、自宅療養という方針を出しています。沖縄県・名護市の医療提供体制について伺います。質問の事項2 土地利用規制法について。質問の要旨(1)現在、国が政令等の策定を行っていますが、パブコメの実施など地方自治体の意見を聞くということがなされるか伺います。質問の要旨(2)前回の定例会において、賛成多数で可決された決議案第7号の記3で求めた事項について伺います。名護市個人情報保護条例において、市が保有する個人情報を外部へ提供する場合の取扱いについて伺います。質問の事項3 名護市観光産業支援事業について。質問の要旨(1)第298回臨時会において可決された令和3年度名護市一般会計補正予算(第5号)において、財政調整基金の取崩しで行った名護市観光産業支援事業についての進捗状況を伺います。質問の要旨(2)当該事業において名護市当局はどういう役割を果たしていくのか伺います。質問の事項4 災害対策について。質問の要旨(1)台風のシーズンとなっています。今年は線状降水帯などで大きな被害も出ているところですので、その対策について伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。質問方式は一括で、どうぞよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私からは質問の事項1、要旨(1)についてお答えいたします。名桜大学学生への食料支援につきまして、前回の第203回定例会におきまして防災用で備蓄している食料品の入替えで発生する賞味期限切れ前等の食料品の余剰分の提供につきまして、名桜大学と調整を始めていきたいと答弁させていただいております。その調整状況といたしましては、名桜大学に学生からの食料支援について問合せや相談、名護市の防災用で入替えした食料品の余剰分の名桜大学での備蓄に関する意向の確認を行っております。しかしながら、現在名桜大学からは、学生からの食料支援の問合せや相談はなく、名桜大学での備蓄についても考えてはいないという回答でございました。引き続き名桜大学と情報を共有しまして、必要な相談に応じていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 私のほうでは事項の1、要旨(2)と要旨(3)についてお答えいたします。まず、要旨(2)のほうからです。若年者のワクチン接種状況についてお答えいたします。名護市ではこれまで高齢者の次の優先接種対象者を基礎疾患を有する者とし、12歳から64歳までの基礎疾患を有する方全てを対象に接種してきましたので、10代、20代の若年者でも、基礎疾患を有する方につきましては、希望する方は8月中に2回目接種を終えているものと考えております。接種の順番についてですが、名護市は重症化しやすい高い年齢から順に接種を進めているため10代が最後となっておりますが、名桜大学においても大学接種が行われており、若い世代が接種できる機会を提供していただいておりますので、それも活用して積極的な接種をお願いしたいと考えております。また、受験や就職活動を控えた高校3年生と中学3年生を優先接種の対象とし、先月より接種券を配布しております。さらに、12歳から15歳の小児の接種に向けては、市内の小児科医のいる医療機関での個別接種の調整を7月初旬より行っており、個別接種だけでは不足する接種場所を集団接種会場で検討するなどして、若年者の円滑な接種に向けて関係機関と調整を行っているところであります。続きまして、要旨(3)についてお答えいたします。沖縄県の医療体制につきましては、特措法に基づく緊急事態宣言措置に係る対処方針において示されています。入院病床の確保につきましては、5月23日、県内重点医療機関等が23か所から25か所へ、病床数は536床から555床となっておりました。その後、さらに県内の感染拡大状況に応じ順次増床され、6月3日には585床、7月21日には705床、8月25日には763床と、医療供給体制の強化が図られております。ちなみに9月7日、昨日現在においては、確保された病床数は840床と確認をしております。軽症者向けの宿泊療養施設につきましては、現在、那覇市内に3か所で410室、北部地区に1か所の60室、宮古地域で77室、八重山地域で55室、8月12日に中部地区に1か所、100室が開室され、合計702室が確保されているとのことでございます。北部地域におきましては、令和2年11月の時点では36床が確保されておりました。その後、感染拡大に伴い、一般病床をコロナ病床として確保し、9月においては北部の2医療機関で100名前後の陽性者を受け入れていると聞いております。約1か月で2倍近くの受入数となっており、コロナ患者以外の入院病床や検査、手術への影響が出るなど逼迫(ひっぱく)した状況であります。病床のコントロールにつきましては、県コロナ対策本部総括情報部において、医師である医療コーディネーターを中心に行われているとのことです。北部地区においては、県立北部病院、北部地区医師会病院、北部保健所の調整会議が定期的に行われ、2医療機関において陽性者外来を設け、陽性者の状態や既往歴、家族背景等を総合的に判断し、入院医療機関先の調整や自宅療養者をトリアージする体制構築がなされており、重症化を防ぐ重要な仕組みとなっているとのことでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほから質問の事項2、要旨(1)、(2)、それから質問の事項4、要旨(1)についてお答えいたします。質問の事項2、要旨(1)について答弁します。議員ご質問の重要施設周辺及び国境離島における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律の政令等の規定に当たり、パブリックコメントの実施など、地方自治体の意見を聴取するかどうかにつきましては、現時点で市では情報を持ち合わせておりません。次に、事項2、要旨(2)についてお答えいたします。名護市個人情報保護条例第8条第1項において、「法令又は条例に定めがあるとき」、「本人の同意があるとき」、「人の生命、身体又は財産の安全を守るため、緊急やむを得ないと認められるとき」、「審議会の意見を聴いた上で、公益上特に必要があると実施機関が認めるとき」の場合は、個人に関する情報を外部提供できることとしています。国家安全保障上重要な土地等に係る取引等の規制等に関する法律、いわゆる土地利用規制法第7条第1項に、「内閣総理大臣は、土地等利用状況調査のために必要がある場合においては、関係行政機関の長及び関係地方公共団体の長その他の執行機関に対して、当該土地等利用状況調査に係る注視区域内にある土地等の利用者その他の関係者に関する情報のうちその者の氏名又は名称、住所その他政令で定めるものの提供を求めることができる。」と規定され、同条第2項に「関係行政機関の長及び関係地方公共団体の長その他の執行機関は、前項の規定による求めがあったときは、同項に規定する情報を提供するものとする。」と規定されていることから、情報提供については地方公共団体の義務であり、当該法律に基づく個人情報の外部提供の依頼があった場合は、名護市個人情報保護条例の規定により外部提供をすることとなります。また、名護市個人情報保護条例第8条第4項の規定により、外部提供をしたときは対象者本人に通知することになっていますが、法令、条例に基づいた捜査権、または調査権による場合の外部提供については、当該通知規定の適用除外としております。他法令の捜査権、または調査権に基づいてなされた外部提供について、対象者への通知は行っていないことから、当該法律の場合においても同様の対応になると考えております。次に、質問の事項4、要旨(1)についてお答えいたします。線状降水帯は、積乱雲が列をなして線状に伸び、長時間大雨が続く現象であり、6月29日に発生しました線状降水帯におきましては、急激な大雨により多くの場所で床上浸水や床下浸水、道路冠水等の報告を受けているところであります。対策につきましては、台風シーズン前には市民のひろばで事前の備えを促す特集記事を掲載しております。また、台風情報がある際には、事前に防災行政無線やホームページ、フェイスブック等で注意を促しております。大雨土砂災害警報発令など、被害が発生する可能性が高い場合には、気象台が発表する警戒レベルや状況から高齢者等の避難や避難指示の発令を判断し、緊急速報メールやメディアにて広報するとともに避難所を開設するなど、土砂災害や洪水、浸水等が発生するおそれがある危険な場所から速やかに避難するよう促して、被害の防止に努めております。道路や施設を管理する部署においては、台風情報がある際には事前パトロールを実施し、過去に冠水被害のある道路へのバリケードや土のうの設置、並びに落ち葉などの側溝清掃や街路樹の枝の剪定(せんてい)などを実施し、被害防止、軽減に努めており、暴風や大雨警報発令時には迅速に対応できるように職員を配置して、倒木や浸水、土砂災害等への対応を行っております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは、質問の事項3、要旨(1)、(2)についてお答えします。初めに、要旨(1)についてお答えします。名護市観光産業支援事業についての進捗状況につきましては、事務手続として、名護市観光協会より8月20日付で補助金交付申請書が提出され、8月30日付で交付決定を受けております。現在、観光課と名護市観光協会で協議を重ねながら、事業実施に向け事務作業を進めているところでございます。続きまして、要旨(2)についてお答えします。本事業の実施に関し、実施主体である名護市観光協会への事業費の支援をはじめ、対象事業者の範囲等の条件の整備や新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた実施への調整などについて支援をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 二次質問に移らせていただきます。まず、質問の事項1 新型コロナ感染症対策についてです。要旨(1)は飛ばして、(2)、(3)から行きたいと思います。まず、要旨の(2)についてですが、ワクチン接種状況について、20代の皆さんには接種券を配布されているということでお聞きしております。私のところにも来ました。随時、接種券が届き次第始まってくると思われます。全国的にも若年者の皆さんは、ワクチン接種に否定的だというふうな報道がなされておりました。本当に悔しく思います。しかし、東京都とかを見ても、蓋を開けてみれば接種券が届いていないから受けることができないという状況がほとんどで、受けたくないのではなくて受けられないという状況が明らかになっています。今、健康増進課の皆さんをはじめ、職員の皆さん、そして医師会、ワクチン接種に関わってくださる看護師さんとか、有償ボランティアの皆さんにも迅速な対応をしていただいています。夜間のワクチン接種もやってきていますので、接種終了も間近に迫ってきたかなというふうに思うのですけれども、やはり情報がなくて受けたくないという人は限りなく少なくしていくということを徹底していただきたいと思います。それから一部報道等で3回目の接種、定期ワクチン化などの情報も出てきています。これまでの経験を生かして、迅速に対応をしていただきたいと思います。要旨の(3)については、今、答弁の中でありました病床については、重点医療機関が23か所から25か所、病床数が5月の時点から比べて、今は840床ということで1.5倍以上、軽症者向けの宿泊療養施設については、今は702室ということだったのですが、昨年の5月の宿泊療養施設については、石嶺議員の質問に対する答弁で、那覇市内に262室しかなかったのです。それが県内全体で702室ということで、2.7倍になっているということがあります。医療提供体制も確保がなされているのですが、その中で一点だけお伺いしたいと思います。いま現在、自宅療養、もしくは入院宿泊療養の調整のために自宅待機をなさっている方がどの程度いるのか伺います。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 一次でも答弁いたしましたが、陽性者外来において症状の有無や重症化リスクなどにより、医療機関での入院あるいは宿泊療養所、自宅療養の判断が行われております。北部保健所に確認したところ、療養先が決まらず自宅待機をされている方は、現在いないということであります。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ありがとうございます。自宅待機の状況はないということで、皆さん、宿泊療養施設か病床のほうに入院ができる状況がある、確保できているということがすごくいいことだなと思います。沖縄県についても、その入院病床の最大限の増床をするということだったり、宿泊療養施設の活用ということも、ぜひ沖縄県と協力しながらやっていただきたいと思います。これで感染拡大が終わりというわけではありませんので、これからまた増えるということも考えられます。そういうことも考えながらやっていただきたいと思います。要旨の(1)に戻ります。若年者の支援について、進捗状況はあまりないと。調整はしていただいたのだけれども、大学側はあまりということだったので。その要因として、食料支援の実施主体があまりないというようなことも考えられるのではないかと思いました。部長が言われたように、大学側で調査した結果、学生からの意見がなかったというふうに言うのですが、この間も名護市役所の1階のピロティーのほうで実施されたそうです。8月末だったので帰省されている方もたくさんいるかなと思っていたのですが、46名の方が参加されたそうです。前回が160名ぐらいでしたので、やはり要求はどうしてもあるというふうに思います。それから昨日の報道で、石垣市がワクチンパスポートを導入するというような形で、そういうことが広がってくると、ワクチン接種がまだまだ受けられない若年者の皆さんがアルバイトもできないというような状況になってくると。今から大学が始まっていく中で、帰省先から戻って来る学生さんたちが困るわけですよね。そういうことが考えられますので、その防災備蓄物の交換に当たっては、学生だとか若年者の支援を行う団体に対して、今、子ども食堂などの支援もやっていらっしゃると思うのですけれども、そういう形で学生、若年者への支援を行う団体に対して配布を行ってもらうということが肝要ではないかなと思います。いろいろ簡易的な活動報告なども出してもらえれば、効果測定もできて政策の検討もできるのではないかなと思いますので、ぜひ検討していただけないか伺います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 今、議員からお話のありました防災備蓄食料でございますが、現在、そのほかにも支援に活用できないかということでいろいろ相談、調整等が行われているところでございまして、そういったものの状況を踏まえて、議員のご意見も踏まえながらの検討になるかと思っております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ぜひ積極的に行っていただきたいと思います。僕もワクチンの2回目接種を行いました。2回目が終わった後に熱が出て、一日寝込んでいたのですけれども、そのときに食料を買いに行く元気なんてないんですよ。備蓄している食料があれば、レトルトの食品があればそれを作ってしのぐということはできるのだけれども、なかなか一から料理をするというのは難しいのです。そういうことも含めて、先ほど島袋力議員の質問の中でもありました、ワクチンを打って副反応がどのようになるか分からない状況の中で、解熱剤の活用もそうでした。使い方とか選び方、そういうところのアドバイスぐらいはできるのではないかなと思いますので、そういうところを含めて、若者の支援、単身で住まわれている方の支援を強めていただきたいと思います。それでは質問の事項2を一回、飛ばします。事項3に移ります。質問の事項3、要旨(1)、(2)をまとめて質問をさせていただきます。去る臨時会でも指摘をさせていただきました名護市観光産業支援事業については、本当に恐ろしいほど、国が昨年度スタートさせたGoToキャンペーンに酷似していると。振り返ってみると、昨年6月は沖縄県は感染者がほとんどいないというような状況の中で、7月21日でしたか、GoToキャンペーンが開始され、8月、9月は緊急事態宣言の発出に至ったと。これだけの感染拡大を招いてしまったということは記憶に新しいと思います。その後、全国的にも感染拡大が広がり、同キャンペーンも中断せざるを得ない状況になっています。そのため、このGoToキャンペーンはまともな事業効果検証もできておりません。むやみやたらに感染拡大を広げただけの結果となってしまいました。この新型コロナ感染対策にも同じようなところが見えます。2010年の新型インフルエンザ対策の際に、総括報告書というものが出されています。今、手元にあるのですが、この総括報告書の中には、保健所の体制強化、PCR検査などの行政検査を行う地方衛生研究所の強化、ワクチンの開発の推進、生産体制の強化、いろいろ書かれているのです。今の日本政府は、何一つできていないのです。その結果、保健所の皆さんは困って、自宅待機者が増えていくと。入院ができないというような状況になっている。PCR検査もやっと簡易的な検査キットができて増えてきたけれども、かなり遅くなったと。ワクチンの開発に至っては、日本製のワクチン、基本的にはないですよね。そういう状況ができている。生産体制も海外任せだから、ワクチンの輸入が遅れているというような状況も生まれました。新型コロナ対策、過去の経験から何も学んでいないと思います。名護市として、市民の命と健康を守る立場からも、経済を立て直す観点からも、感染拡大を収束させないといけない。この事業については、その観点からすれば物足りないというふうに思いました。まず1点目に明確にさせておきたい点は、この事業における責任の所在です。事業説明の中で名護市観光協会が主宰するということでしたが、予算措置は紛れもなく名護市がしていると。この事業を契機に、市内へ流入する観光客の皆さんは増えると思います。この感染拡大を防ぐための感染対策を最大限に取っていただくためにも、名護市当局からの助言、監督責任をしっかり果たしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 名護市としましても観光産業の振興に向けて、観光各種支援を担う責任があると思いますので、これを認識しながら、今回の事業につきましても事業内容の進捗を確認しながら、観光協会と調整しながらしっかりと進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ぜひ準備段階から責務を果たしていただくということで、確認をしたいと思います。2点目、提案も含めてですが、臨時会の説明の中では9月、10月が事業準備の期間ということでありました。観光課としても、GoToキャンペーンの二の舞は必ず阻止していただくこと。そして、しっかりとした基準を持って対策を講じていただくことを要請していきたいと思います。それで一番分かりやすい点でいえば、国、県、市の感染拡大の状況を十分に見ていかないといけないと思います。実施段階においては、階層分けをぜひ行っていただいて、事業中断から対象者を限定し、市内北部圏域、県内、県外ということで対象者の限定を行うなど、そういう規制を数値的に、科学的根拠に打ち出された基準を基に行っていくことが必要だろうと思います。例えば県の緊急事態宣言が出ている場合は、なかなかこれを実施するのは難しいと思います。市内の、北部圏域の感染が拡大しているということであれば、市内も難しくなってくると。そういう場合には中断をする。そして感染者が減っていって、県内の状況も安定してきたんだったら県内をする。そういう対象者の限定をしっかりとしていく。こういう科学的で疫学的観点を踏まえた感染対策をしっかり行っていくことを提案していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員ご指摘のとおり、やはり懸念されることだと思っております。実施に当たりましては、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みながら、今後実施方法を観光協会、事業者とも積極的にミーティングを進めながらやっていきたいと考えております。また、週1回、観光課と観光協会のほうでミーティングを進めておりますので、その辺りでもこういう形のものをしっかり出していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 国のGoToキャンペーンは失敗したけれども、名護市のGoToキャンペーンは成功したというところをぜひ見せてほしいと思います。観光業者の皆さんにも、その恩恵が行き渡ると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。質問の事項4に移ります。近年、大雨の影響が全国各地で広がっています。先ほどの部長の答弁の中でも線状降水帯の説明がありましたが、本当に大きな災害も起こっています。静岡県の熱海市では土砂崩落が起こるというような形で、かなりの影響が出ていると。それで、私の住んでいる大東区では、6月の線状降水帯においてかなりの影響を受けました。前回もお示ししましたが、大東公民館の前の五差路を中心に浸水地域が多発し、代議員会の中では自動車も2台駄目になったと。もう買い替える必要があるというような状況も聞きました。道路舗装の部分についても、もうコンクリートがめくれ上がったり、あるいは蓋になっている部分が浮かび上がってきたりというような状況でありました。この道路舗装については、建設部の皆さんのおかげで平常どおり通行ができるようにきれいにしていただきましたが、根本的な解決をやっていかないといけないと思います。大東区は大雨の被害もそうですが、城ため池の件、それから津波のハザードマップの中では、かなり浸水するというような状況もあります。水害の影響を受けやすい地形となっているのが大東区です。特に今回の大雨の被害状況から、現在区内に引かれている雨水幹線のキャパシティを大きく超える雨量になったことが明らかになったと思います。そこで環境水道部にもお聞きしますが、雨水幹線の状況調査、それから抜本的な対策についての進捗状況があれば伺います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 去る6月29日に発生しました集中豪雨による被害について、現地調査や聞き取り調査を行ったところ、少なくとも26戸、最大浸水部深さ46センチメートルの床上浸水が確認されました。また、浸水被害のあったある施設から防犯カメラの映像を見せていただいたところ、雨水幹線の水があふれ出ている状況が明らかとなりました。これらの状況を改善すべく、下水道事業での事業化に向けて現在沖縄県と調整を行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ありがとうございます。ぜひ沖縄県のほうにも強く訴えていただいて、まずは状況調査をやっていただきたいと思います。前回までの台風の状況でいうと、あそこまで蓋が浮き上がったりはなかったと思うのです。だけど今回については、もうキャパシティーを大きく超えるというような状況になっています。産業支援センターの前のローソンの辺りも結構浸水をして、なかなか浸水しないのですけれども、ローソンの方から聞いても少し浸水があったというようなことも聞きました。そういった状況があるので、ぜひ雨水幹線の部分、抜本的な対策ができるように、まずは調査をしていくための予算を県からもぜひ頂いていただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは質問の事項2、最後に行きたいと思います。土地利用規制法についてです。この法律については、基本方針を定めるということになっています。法律の中にそう定められているんですね。法律が制定された後に、5点について定めるというふうにあります。その5点についてはちょっと長いので読み上げませんが、この5点についてはもう基本的な事項ですよね。基本方針というだけにね。意義に関する事項だったり、政府が実施すべき基本方針だったり、重要な施設というふうな指定に関する事項だったり、それから基礎調査、重要国土基礎調査に関する基本的な事項。それから、この法律案で対応されている当国家安全保障上重要な土地等に係る取引等の規制等に関する必要な事項というようなことで、何を定めるのかよく分からないようなものですけれども、この中で地方自治体の意見を聞かずに規定をするのであれば、市民の情報をどこまで、どういった理由で開示をしないといけないのかが決まってからしか把握ができないようになっている。今、デジタル化が進む中で、国民は自分自身の個人情報がどのように使われていくのか。社会情勢の中で個人情報を国が言うがままに開示せよということが、どれだけ問題があるかが問われています。パブコメの実施については国に求めていくことが必要だと思われますが、そのお考えがあるか伺います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 参議院内閣委員会での審議について議事録を確認しましたところ、「法案に基づく内閣府令の策定に当たりましては、その委任権限が法律であるか政令であるかを問うことなく、行政手続法の規定に基づきまして必要なパブリックコメントの手続をさせていただきたいと考えている」との発言がされていることから、政令を定めるに当たり、パブリックコメントが実施されるものと理解しております。政令を定める手続について、情報収集に努めたいと考えております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 これは当たり前のことですよ。どういう情報がどういうふうに提供されるのかが全く分からないなんて、ふざけたことですよね。地方自治体からしても業務が増えるわけですよ。そんな状況の中で、地方自治体の意見も聞かないということはあり得ないということで、パブリックコメントがあれば、ぜひ意見を出していただきたいと思います。それから要旨の(2)のほうに移っていきたいと思います。名護市個人情報保護条例についてお伺いしたいと思います。部長の答弁にありました法令に基づくものについては、本人への通知は要らないことになっているということでした。しかし、一義的には本人への通知、または承認を得るということが前提になっているのではないかと思います。それも一つ、資料をお見せしたいと思います。例えば健康増進課で行っている妊娠届出時の問診票については、一番最後の面に、こういうものがあります。見えますか。妊娠届出、母子手帳交付についてというご案内が、アンケートの一番最後に載っているんですね。この中には、問診票の使用についてというチェック欄があります。その中には、必要と判断される場合には、市から関係機関などに対して情報提供をする場合がありますと。それから、市町村や沖縄県の母子保健施策の推進のために情報提供をすることがあるというふうに明記されているんですね。そのほかにも、例えば名護市小口資金融資借入申込書については、この中に保証人、個人企業については、個人情報に関する同意書を添付しないといけないというふうなことで、しっかりホームページのほうにも載っていました。個人情報の提供に関する同意書に住所、氏名、連絡先等、属性に関する情報だと。提供する情報が何かということも書いてあると。利用目的も書いてある。こういうことを全くしないで、国の思うがままに個人情報を収集することができることが、この土地利用規制法になっています。なので、個人情報保護条例の中で一義的にはやはり本人への通知、または承認を得るというところが前提になっていると思いますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 議員ご指摘のとおり、名護市個人情報保護条例において外部提供した場合は、その旨を通知する義務があると言えますが、同条例において、その通知義務の適用除外についても規定されているところから、法令等に基づく外部提供について本人へ通知しないことについては、問題ないと考えております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 それでは、角度を変えてお聞きしたいと思います。個人情報保護条例に基づく、先ほど部長が言われた本人への通知をされた前例があるのかどうか。法律に基づくものも含めて、通知がされた前例があるかお伺いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 市における個人情報に係る事務の全てを確認しているものではございませんが、総務課で把握する限りにおいては、本人へ通知した事例はございません。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 本当に何のための個人情報保護条例なのかなというふうに感じます。本人への通知をする義務があるというふうに書かれておきながら、例外規定の部分でしか個人情報の開示をしていないということでしょうけど。そういう部分でお聞きしますが、市民が自己の情報について、個人情報保護条例に基づいて開示請求をした場合、不開示となる基準があれば教えてください。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 名護市個人情報保護条例第15条において、「法令又は条例に定めがあるもの」、「個人の評価、診断、判定、指導、相談、選考等に関する情報であって、本人に開示することにより、当該事務の適正な執行に著しい支障が生ずるおそれがあると認められるもの」、それから「調査、交渉、争訟等に関する情報であって、本人に開示することにより、実施機関の公正又は適正な職務執行に支障が生ずるおそれがあると認められるもの」、「第三者に関する情報を含む個人情報であって、開示することにより、当該第三者の正当な権利利益を侵害するおそれがあると認められるもの」、「未成年者の法定代理人による開示の請求がなされた場合であって、開示の請求の対象となった個人情報の開示をすることが当該未成年者の利益に反すると認められるもの」については、開示をしないことができると規定をしております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 今のご答弁の中であったのは、全部不開示と一部不開示が混ざったような状況になっていると思います。例えば第三者の件でいうと、その部分だけマスキングをしたような形で出すということが可能である場合ももちろんあると思うのです。そういった中で、どんな自分の情報を市が持っているのかということが全く分からない状況ですよね、大体は。そのような中で国から何か求められてきていると、それすらも分からない。市がどういう情報を出したのかも分からない。そのような状況の中で、国を全部信頼してください、国がやることだから正しいですよということが、どれだけ危険なことかが理解できるでしょうか。全般にわたってですが、土地利用規制法第7条第1項に基づく情報開示請求については、同条第2項に義務規定があるということで、先ほど一次答弁でもありました。この土地利用規制法においては、同じような情報開示請求がもう一つあります。第22条における情報開示請求、これに対しては義務規定がありません。市としてどのような対処をされるか伺います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 土地利用規制法第22条には、「内閣総理大臣は、この法律の目的を達成するため必要があると認めるときは、関係行政機関の長及び関係地方公共団体の長その他の執行機関に対し、資料の提供、意見の開陳その他の協力を求めることができる。」と規定されており、地方自治体の義務規定とはなっておりません。この規定に基づき、どのような資料提出の求め等があるかは定かではありませんが、地方自治体に対する義務規定でない以上、個人情報に係る部分は原則として提供することはできないものと理解しております。その他の情報についても、その内容等を精査した上で対応していくことになると思います。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 いい方向の答弁だったかなと思います。個人情報については、普通だったら開示はできないと思うのです。もう一点、その他の情報について精査するということですが、基本的には開示をしないということが得策かと思います。どういう情報がどういう方法において情報開示請求があるかということは、まだまだ基本方針も示されていない状況で分からない状況ではあるのですが、先ほど部長に条文を読み上げていただきました。その中で、意見の開陳も求められるというようなことになっています。この意見の開陳というのも定義がなくて、どういう意見でも求められるし、答えられるわけですよ。この人は悪い人だよというようなこともできるわけですよね、そうじゃないにしても。それは主観的な意見になってしまう。客観的な意見ではなく、主観的な意見になってしまうことも考えられる。それで不利益を被る人もいるわけです。そういったことがないようにしていかないといけない。それであれば、基本的には義務規定でなければ答えないということが、一番得策ではないかと思います。そういうふうにしていただきたいと思っています。その中でもう一つ聞きたいと思います。土地利用規制法に基づき、外部への情報提供があった場合、第7条第1項に基づく情報開示請求があれば、情報を開示しないといけないわけです。その事実を市民が情報開示請求において知る手段があるのか。あなたのこの情報については内閣総理大臣に提供しましたというようなことが、市民が自己の情報開示請求で知ることができるのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 名護市個人情報保護条例第13条において、「何人も、この条例の定めるところにより、実施機関に対し、自己に関する個人情報の開示の請求をすることができる。」と規定していることから、自己情報の開示請求を行うことは可能であります。しかし、その開示につきましては、名護市個人情報保護条例第15条の非開示要件に該当するか等を審査した上で決定されるものとなります。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ちょっと答弁がかみ合っていなかったかなと思うのですが、土地利用規制法に基づいて外部へ、内閣総理大臣へ情報提供をした。そういう情報を提供しましたよという事実が情報開示で分かる。それ以外の手段でもいいですが、分かる手段があるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 先ほどの答弁ですが、内容については変わりませんので、再度言いますけれども、情報開示請求に基づいて、その開示請求を行うことは可能ではあるのですが、その開示については個人情報保護条例の第15条の非開示要件に該当するかなどを審査した上で決定されるというものになっております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 個人情報保護条例の中で、一義的には本人への通知、承認が必要だということがあって、例外規定があると。法律に基づくものには通知をする必要がないということでした。だから通知をしないといけないのが本来であるものが、通知をしなくていいということになっています。その中で市民が外部提供をしたものについて、私の情報を外部提供したのだったら、それを教えてほしいと。一義的な観点の中で本人への通知が義務付けされているわけだから、それについて教えてくださいといったときに教えられるのかというところですね。それを聞いています。また同じ答弁であったらもういいんですけど、お伺いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 先ほどの答弁のとおりになります。すみません、よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 それでは、情報開示請求をやって非公開になると判断された場合は、市民が土地利用規制法に基づいて、どういう法律でもいいですよ。結局、どれだけの情報がどこに、どういった理由で提供されているか。その人自身の情報が、その市民が全く知ることができないというような法律で、個人情報保護条例の条文になっているのではないかというふうに思います。その点について、行政としてどう捉えているのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 当該法律につきましては、様々な意見があることは承知しております。今後、国において当該法律に係る政令等を策定していくこととなっており、政令の制定過程において国民に対するパブリックコメントが実施されるものと理解していますので、パブリックコメントによる意見を反映した政令等が制定された上で、当該法律が運用されていくものではないかと考えております。
    大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 今の答弁の中でも、結局国が決めるところだから、もう全く分からないような状況です。最後に聞こうかなと思っていたんですが、もうさっきの質問で分かるかなと思ったので。今回の土地利用規制法において、どのような情報が提供要請されるのか。名護市長宛てに内閣総理大臣から、この情報を提供してほしいというようなことが条文の中に書いてあるのか。規定されているのか。規定されているのであれば、どういう要請が来るのかということが想定されると思うのですが、そういう想定があるのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 土地利用規制法第7条については、当該法律の内容及び市のみが保有している情報を勘案する限りでは、氏名、または名称、住所以外の情報を請求されることは考えにくいのではないかと思っておりますが、今後制定される政令において、どのようなものが規定されるかは想定はできません。土地利用規制法第22条については、条文以外の情報がありませんので想定はできませんが、情報提供依頼を個別に判断していくことになるものと考えております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 今、部長から答弁があったように、どういう情報が要請されるかということはもう分からないわけですよね。いま言われたように、氏名、住所というところ以外は聞かれないのではないかという話がありましたけれども、意見の開陳ってさっきお話しましたよね。そういったことも情報提供はされるのです。この法律で重要なところは、「その他」、「等」で示されるところが全く分からないというところです。一番最初に、一次答弁の中で条文を読み上げていただきました。内閣総理大臣が必要だと認める場合は、どんな情報であっても求めることができるというような条文に読めるわけですよね。「その他」、「等」、「できる」、「内閣総理大臣」。この4つの言葉でこの法律が構成されているというふうに決議案のときにもお話をさせていただきました。そういったところで、この法律については即時廃止を求めていくことが必要だと思います。どれだけの情報がどこに、どういった理由で提供されているのか、市民が全く知らない状況の中で取引をされる。名護市すらも信頼ができないのかと。そうであるならば、名護市に自分たちの個人情報を預けることはできないというふうに言われかねないんですよ。だからこそ、この土地利用規制法については廃止を求めていくようにお願いをしたいと思いますが、最後にご答弁をお願いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 法案につきましては、国会のほうで審議されていくものと認識しております。市のほうでそれについての判断はするものではないと思います。それから情報の義務につきましては、先ほど来答弁しているところで考えております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 法律の廃止は、国会のほうで審議されるところであります。新型コロナのところで申し上げましたが、新型インフルエンザの対策会議が行われた後に政権交代がなされております。コロナを終わらせて、今度の衆議院選挙で政権交代をして、この土地利用規制法廃止に向けて頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。以上をもって質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時18分)...